Japonismについて持ってる限りの音楽の知識で語る

 

私は6年前に半年間(以下、嵐時代)だけ嵐が好きだった、NEWS担の者です。風景とBeautiful Worldの時ですね!ちなみに大野担でした。

とりあえず現在NEWSを応援しているということだけご理解いただければ!

 

 

今回、心の空のPVをWSで見てJaponismが聴きたくなったので初回盤を友人に借りました。

いや~、どの曲も好き!いい!やっぱり嵐いいね!!

その中でもマスカレードとRolling daysの2曲が特に好きだったのでTwitterの方にちょろーっと感想を落としたんですけど、その友人が全部の楽曲の感想が欲しいと言うわけですよ。これは書かねば。

 

という経緯でこのブログを書いていますので、本当にただの感想です。ファンではないので(好きですが!)ここの歌割が!とかいう話にはならないと思います。でもどこかに残しておきたいのでここに書きます。ちょっとだけ吹奏楽(担当は打楽器)をやっていたので音の話が多くなるかもしれないです!

 

では、トラック順でいきま~す!

 

 ※最後まで書き終わってここまで遡って見てみたら後半にいくにつれて文体の変化が著しいのでそのへんのご理解よろしくお願いします。

 

 

Sakura

 

この曲はシングル化していたのでサビだけは元々知っていました!

イントロでもう既に気迫を感じる~!鳥肌立つ~!この曲のPVは知らないんですが、桜の花びらが舞って風が吹いているような印象を受けました。

弦の音がとてもいいと思うんですよ!Sakuraというタイトルですが、桜にしていたら少し違和感だったかも?ローマ字だったからこそ、バイオリンの音と上手く調和していてすごーーく素敵です!

あと弦楽器って繊細さと強さを同時に感じられる楽器で、とても好きです。なんなら弦楽器入ってる曲全部好きかもしれないです…。わりと嵐さんの曲はバイオリンがよく使われている気がします。

 

 ツアーはこの曲で始まったそうですね!壮大でマイナーな曲調は不思議と引き込まれて感動させられるので、もし私がツアー行ってたらイントロから泣いてるかもしれません…。

 

 

心の空

 

ギターと和太鼓の融合がナチュラルな曲だと思いました。まさに和洋折衷!

WSで見たときの破壊力、衝撃力と言ったらないですよね!一回聞いただけで口ずさむぐらいにはキャッチーなサビだと思います。

この曲のPVは見たのですが、ダンスがすっっっごい良いですね。少しずつずれたダンスに逆に団結を感じました。

あと、変な感想ですが、プロフェッショナルだなと思いました。プロ意識がびっしばし伝わってきます。自宅で友人と見てる時も「プロだ…プロ…」ばっかりぶつぶつ言っていたのでさぞかし不審な人物だったことでしょう。

サビは歌と楽器を交互に持ってきたことで、フレーズごとに歌詞が頭に印象付けられました。全体としてインパクトが強く、このアルバムの色にもなっている楽曲ではないかと思います。

 

 

君への想い

 

イントロを聴いたときに「和風一直線で来た?」と思ったらまさかピアノを入れてくるなんて…!気品溢れるイントロにピアノが加わることで一瞬で曲の柔らかさを演出することに成功してて、プロ…!もはや口癖。

この曲に入ってる和楽器は笙と篳篥!主に雅楽で用いられる楽器ですね!越天楽とか名前は知らなくても耳にしたことがある人が多いと思います~。篳篥特有の音程の不安定さが和を演出していていいな~!

フレーズフレーズで区切られていることで歌詞がより丁寧に伝わってくる。和楽器以外は割とよく嵐の楽曲で使われている楽器な気がします。どうかな?違ってても(生)暖かい目で見逃してください☆

 

 

Don't you love me?

 

さっきからイントロの話ばっかりしててすみません。でもこの曲にも一言だけコメントさせて!ちょっと中華みあるイントロで心を掴まれます!

全体的にわかりやすく二拍目と四拍目にクラップ音(でいいのか?)が入っててノリやすい!サビ前にシンコペーション*1があるのがこの曲がただの「ノリがいい曲」で終わらない理由かな、と思います。飽きが来ない!ずっと聴いてられる!

松潤は、最近気づいたんだけどハモリがとてもいい。人の声と楽器の中間の声でハモっている感じがします。主旋律ほど主張しないけど、楽器ほど奥にも下がらないという…。さらーっと聴けるハモリが大好きです。

 

あと、個人的に「So lady lady Oh lady lady」間の音の移り方がとても好きです…。マニアックポイントです…。

 

 

miyabi-night

 

Don't you love me? より和風だけどテイストが少し中華より曲でこの二曲のつなぎがいいな~!プロだ~!!

「季節は流れても 変わらぬ想い出に」の風吹きぬけてる感がすごい。ここで笛が入ってくるのが大きいんだろうなあ。何の笛かは調べてもわかりませんでした…。

なんでかはわからないんだけど、サビの「繋がってるから 僕たちは」のリズムがとても和。たぶん私が今まで聴いた和風な曲*2でこのリズムが多用されてるからだろうな。

二番Aメロの打ち込み音と和太鼓の共演が素晴らしいです。ここまでの五曲すべての曲で和と何かしらを自然にミックスできているのが面白い。ー違和感がログアウトしましたー

 

この曲、たりらりら~♪インパクト強いっすね。

 

 

三日月

 

イントロが!!!楽しい!!!!イヤホンで聴くと音が左右で交互に聞こえるのが楽しい!

この曲、最初の相葉ちゃんパートが長いもんだからソロかと思いました。この後本当のソロを聴いて「ああやっぱり相葉ちゃんのソロはこっちだわ。」ってなったけど。

この曲は加工メインで加工大好き芸人の私にとって耳が至福です~。翔ちゃんのケロケロボイス*3がたまらなく好きです~。

前アルバム曲の「Asterisk」でも同様に加工を多用してましたけど、そっちの曲はアップテンポでデジタリアン感満載なのに対してこの曲はどこか神秘的で不思議な感じがしますね!同じ加工でもここまで違う効果を発揮できるのか、と思いました。この曲で寝れそうです。

 

 

Bolero!

 

ラテン系の太鼓の音でテンションが上がるうう~~~~!!この曲にも和太鼓が入っているんですかね?間奏部分のお祭り騒ぎ感がすごいです。サンバホイッスルがまたいい役割してるなあ…。てかピアノも入ってんの?!盛りだくさんだね?!

 この曲はとにかくリズムが好きです。上に書いた間奏部分も勿論ですが、Aメロ、Bメロ、サビ全てにおいて好き。「俺のテンションは~」からのところとか音ハメ神がかってますね?!?!

一番好きな音ハメを挙げるなら2番Aメロの「You can go wherever you wanna go !」ですかね~~~!ここ共感してくれる人いるんじゃない?!いるでしょ!!遠慮しないで(?)出てきて!

あと細かい話をするなら1番の「いつも俺らついてんぞ!」から間奏に移るつなぎの部分、ピアノのグリッサンド*4がとても好きです…。ここの一瞬だけ主張するピアノの存在感が好き…。←スルーしてやってください

 

 

Mr.FANK

 

きたきた~~~!!相葉ちゃんソロ曲~~~~~!!!この街は相葉ちゃんのもの~~!!!!

全力で道開けるし、なんなら跪くよ!

私が知ってる今までの相葉ちゃんのソロ曲って「Magical Song」と「じゃなくて」と「Disco Star」なんですけど、ポップさと大人らしさの両立が上手ですよね!それは相葉ちゃんの声質がそうさせているような気がします。それにしてもディスコスター様と同じぐらいミスターファンクもスターですね…。ひれ伏す…。

Don't you love me?同様、クラップ音が使われていますね!クラップというよりイメージは拍手に近いですが。口笛の音が入るのも印象的です。拍手喝采浴びてる相葉ちゃんが想像できますわ…。あと、このアルバムの中で一番ブラス(金管楽器)の音が目立ちますね~!

 

 

 

テイストは今までのソロ曲と全く違うな~と思いました。(和テイストだからそりゃそうっていっちゃそうなんですが)今までの大野くんの曲は大人っぽいちょっとダークな印象が強かったんですよね。それでいてお洒落な感じ。

今回はタイトルの暁に合う和風なメロディー・音・歌詞で固めてきたな~、と思います。これも和太鼓かな?何回和太鼓の話するんだよ!って話ですよねすみません!!でも和太鼓って決意とか気迫、男らしさを象徴するのに本当ぴったりな楽器なんですよう…。それ以外の和楽器も多用されているので気品溢れる一曲になってますね。

歌詞の「心にも あらで憂き世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」ですが、百人一首からの引用ですね。現代語訳は「心ならずも、このはかない現世で生きながらえていたならば、きっと恋しく思い出されるに違いない、この夜更けの月が。」ああ~なんかものすごく切ない!(語彙)大野くんの声が柔らかいことによって切なさ倍増されててもう…。それでいて力強く歌うところもあるんだから贅沢な曲だわ…。

 

 

青空の下、キミのとなり

 

この曲がシングルとして売っているときにCMでよく耳にしていましたが、サビだけ聞いて「あまり好きじゃないな~」と思っていたことが申し訳ないです。Aメロ・Bメロからの繋がりがあることでサビの青空感が増すんですね…!なるほど納得。アウフタクト*5から使われるウィンドチャイムも素敵ですね。

あと!!サビ終わりの上と下に分かれる「ah ah ah ah」がとてもいいの!ハーモニー最高!加工最高!!(ahで合っているかはわからない)

的外れなことだったらもう全力でスルー決め込んでほしいんですが、この曲はサビの音が割と高く5人で歌うとニノの声が主軸になっていて大野くんを中心とする他のメンバーが支えているような感じがするんです。高音域の曲だとほぼ全ての楽曲がそうなるんですが、これが中音域とか低音域になると大野くんとニノの役割が逆転するから面白いな~~。例えば後に書くマスカレードとかがわかりやすく大野くんが主軸になっている気がします。

 

 

Rolling Days

 

ねえこれイントロに使われてるのティンパニティンパニ?<●><●>カッ

吹奏楽時代に担当していた楽器がティンパニだったもので…。つい…。

割と壮大なイントロから落ち着いたAメロに入ったのでちょっとびっくりしました。そこが好きなんだけど!Twitterの方でも言ったけどイントロとサビでAメロ・Bメロをサンドイッチしてる感じ。

それにしても翔ちゃん声低いな~~!!ピアノの音とも合ってるよ!かっこよい!!イメージとか雰囲気の問題が少なからずあるのかもしれないけど、嵐では翔ちゃんの声が一番ピアノに合うと思うんだ。

全体的にクラシック的要素が強いこの曲でドラムラインをやったっていうのはこの曲に対してまた違う見方ができそうだからJaponismのDVDが出たらぜひ見たいな~。

曲と関係ない話なのでひっそり書いておきますが、ドラムラインでスティックを一回しか落とさなかった翔ちゃんに尊敬の念すら抱きます。私、今ドラムやってるけどしょっちゅうスティック落とすよ?!(ただ単に握りが甘い)

それにしてもラップで更に声低くなるなんて聞いてないよ~?!色気しかないじゃん!T.A.B.O.O.とはまた違うエロさなんだなあ…!短調だから悲劇的な曲に仕上がっているのが最高に私の好みですありがとうございました!!(大声)

 

 

イン・ザ・ルーム

 

サクラップと大サビのバックでしか登場しないフルートがとても印象的な曲。高級な大人の雰囲気出してくるフルート、この曲のイメージそのまんまだと思うんですが、どうです??少なくとも私の頭の中には高級そうなバーしか出てこないんですね~~。

Rolling Daysに続いて翔ちゃん色気出てるね?!むしろ色気増してるね?!?!

それにしても大人な曲だあ…。もうさ、「きゃー!!えっちい!!!」って感じじゃないもんね。これが30過ぎた大人の色気ですね…。NEWSの次のアルバムにこういう曲が入ってることを期待します。NEWSだってもうアラサーちゃんだから!ね!

嵐はどんな曲にもイメージを寄せていくことができるのがすごい。青キミみたいな希望系も、王道系の愛を叫べも、暗い感じのtruthも、この曲みたいな色っぽい曲も。全部全部合わないな~っていう曲がなくて、振り幅が広い!!いろんな曲を歌えてて羨ましい~!NEWSちゃんに足りてないのはtruthのようなダークな曲だと思うからこれもアルバム入れて!

 

 

マスカレード

 

イントロからどすとらいく頂きました~!クラシック好きだからたまらんね!!なんか波乱の展開来そうなドラマ感ある。

え?この曲を作詞作曲したのはtruthと同じ人だって??ナイス人選!!この人本当にオーケストラ×短調の曲作るのが上手ですね!(とてつもなく上から)

一番好きなところはね、サビ前!声を重ねていくってすごい良いと思う。だんだん音が上がっていくんだけど、メンバーの声活かせる歌割だなあって思います。さすがだわ。プロ。

てか、「そんな瞳で見ないで また恋に落ちそうさ」って全然反省してない男だね?!夜中に海に連れ出して呆れられてるのに何も気にしてないね!自分勝手な夜が為せる業だね?!そうだよ、この曲って仮初の一夜でもShall we dance?な曲じゃん…。ワンナイトラブ…。ワンナイトラブならNEWSだって負けないんだから!(よくわからない対抗心)

 

 

MUSIC

 

 

対抗心燃やしてたらすっごい可愛い曲くるじゃん…?音楽用語がバンバン出てくる歌詞がポップで可愛すぎるんだよちくしょう!!バックで聞こえてるマリンバの音とかもすっごい可愛いから!!電子音もな!!完敗だよもう…。

少プレでタップダンス部分を見ましたが、二宮和也ってほんとに32歳なの…?「実は僕は音楽の妖精なんだ☆」とか言い出さない?信じていいの?永遠に18歳☆って言葉を冗談じゃなく使えると思うんだけど?というか年齢なんてないって感じ…。

真っ白な衣装でゲームみたいな演出しながらタップダンスして、「MUSIC」で片目瞑りながらステッキぐるぐるしてた二宮さんに危うく堕ちかけるところだったよ…。危ない…。私は増田担、私は増田担…。(自己暗示)

 

それはそうと「ジャンルもスタイルもいいさ 君がメロディー」ってすっごいおしゃれな口説き文句ですね?

 

 

伝えたいこと

 

これぞ嵐の王道なんじゃないでしょうか?アップビートでもバラードでもないミディアムチューン。チャイムとグロッケンが入ってるからだと思うけど、漂うクリスマス感。なんか雪降ってそうじゃない?ひたすらクリスマスツリーの前で笑い合ってるカップルが頭の中に出てきて私のHP削られるんですけど…。どうせ非リアですよ…。(どうでもいい)でもこれ思ってるの私だけの可能性大いにある。

すごいほっこりするラブソングですね!甘-----い!!!てかここに来て初めて純粋系明るいラブソング入れてきたんじゃない?

というか、嵐がはっきりとしたラブソング歌うことってないんじゃない?そんなことない?「NEWSが「美しい恋にする♡」とか言うのが普通じゃない」って?その通りです!!!!!!!!

でもほんとがっつりストレートに「愛してる」とか言ってるイメージないな。皆のアイドル嵐、って感じがします。嵐担の人とかNEWS沼に誤って落ちたらゲロ甘で窒息死すると思う。

もし「嵐だってすごい甘々な曲あるから!」って人いたら是非私に曲名を教えてほしい。

 

 

Japonesque

 

 

最近この曲の良さに目覚めたから通学途中もずっとこればっかり聴いてます。ところどころでアクセント的に鼓の音が使用されているのがいいね!この音色のおかげでテンション上がる。のだけど、切なさが伝わってくるのはなぜ?って思ってたらこの曲もやっぱり短調だった…。私、短調の曲好きすぎじゃん…。

「今宵月夜が見守る恋よ永久になれ」ここ大好きです。すごく綺麗な歌詞。そのあとに「強く願う」って歌うんだけど決して明るい気持ちで願っているのではなくて、逆に月に願っているような儚さを感じます。

 

 アルバムの最後の曲ということでこの曲は本当にフィナーレにふさわしいなと思います。サビが特に感動する。この曲がリード曲でいいのでは?っていう意見もあるみたいだけど、日本を様々な角度から見る、がコンセプトならSakuraでよかったと思います。最後に日本!!って曲を持ってくることで全体のまとまりも生まれてると思うんだけどな~。暁以降の楽曲があまり和を感じるような曲ではなかったぶん、この曲の日本がより強調されていて印象に残ります。

 

 

 

さて!全トラック書き終わりました!嵐の曲をこんなに聴きこんだのは久しぶり!繰り返し聴くうちに新しい発見ができたりしたのでNEWSもこれぐらい聴き込んでみようかな?というか7000文字超えたのは初めて…。

嵐は本当にプロ集団で常に挑戦し続けてるし、どこを目指しているんだって言いたくなるほど上へ、上へと行っているアイドルだと思います。パフォーマンスをしているときの目とかを見るとその気迫がファンではない私にまで伝わってきます。アリーナツアーはJaponismのショーという形だということで、私も更に洗練されたパフォーマンスを楽しみにしています。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

*1:西洋音楽において、拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う。

*2:というか吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」の影響に違いない

*3:ピッチ補正エフェクトを過剰にかけることによって作られた人間とロボットの中間くらいと言える声。Perfumeが使用している

*4:一音一音を区切ることなく、隙間なく滑らせるように流れるように音高を上げ下げする技法のこと

*5:フレーズが小節の最初以外から始まること